クッションマム (ドーム菊・ざる菊) の春から初夏のつぼみ取り
クッションマム (ドーム菊・ざる菊) は、本来、秋 (10、11月頃) に花が咲きますが、春から初夏にかけて、つぼみがつくことがあります (下の写真)。
この時期は、茎や葉を成長させなければならないので、つぼみができることは好ましくありません。
そのため、春から初夏にできたつぼみは、小さいうちに、摘み取るようにします。
日が長くなってくると、つぼみはできなくなり、茎や葉が成長する状態になります。
下の写真に写っている株は、同じ品種で、同じ日に、同じ親株から根分けしたものですが、中央の株だけ、つぼみができ、その回りの株には、つぼみはできていません。
このように、同じ条件でも、株によって、つぼみができるものもあれば、できないものもあります。
つぼみの摘み取り方
つぼみは、指で摘まんで、摘み取ります (下の写真)。
つぼみの下の葉ごと摘んでも、問題ないので、どんどん摘み取ります。
なぜ、春から初夏につぼみができるのか
一般的に、栽培ギクは、日長時間が短くなると、花芽 (注) ができる短日植物です。
そのため、夏の終わり頃から、日が短くなると、花芽ができ、秋に花が咲きます (注)。
春から初夏にかけて、日長時間が短く、暖かい気候が続くと、夏の終わりのような状態になり、つぼみができることがあると考えられます。
注) 花芽は、成長すると花ができる芽。
注) 栽培ギクには、夏や冬に咲く品種もあります。
キク農家などは、電灯をキクに当てることで、日長時間が長いのと同じ状態にして、花芽ができるのを抑制したり、開花時期を調整したりしています。
こうした栽培方法を電照栽培といい、キクの電照栽培、もしくは、電照栽培で育てられたキクを電照菊といいます。
(JST) 更新